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いつもは、美容室で染めていても、5ミリ白髪が伸びると、染めたくなる時があります。
お客様にも、「次回、美容室で染めるまでの間に、セルフカラーをしてもいい?」と、質問されます。
「セルフカラーで、ダメージしたらどうしよう…」「色ムラになったらどうしよう?」と、不安ですが、5ミリの白髪が気になりますよね。
美容室でグレーカラーを継続しているけれど、どうしても時間のない時のセルフカラーで、美容師が、気を付けてほしい事、懸念する事を、まとめてみました。
市販のグレーカラーの種類
今は、市販のカラー剤の種類も豊富ですが、良く使われるカラー剤は、永久染毛剤、半永久染毛料、一時染毛料の3種類です。
永久染毛剤
アルカリカラーと言われているカラー剤で、1剤と2剤を混ぜ合わせて使います。
キューティクルを開き、中に染料が入り定着します。
シャンプーをしても、色はおちませんが、繰り返しのシャンプーや紫外線などで、褪色はしていきます。
キューティクルを開くので、ダメージしやすいです。
髪の状態に合った、ホームケアが必要です。
アレルギーのある方は、染料のパラフェニレンジアミンで、かぶれる事があります。
アルカリカラーについては、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
半永久染毛料
ヘアマニキュア、カラートリートメントなどがあります。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、キューティクルにイオン結合して染料が定着します。
ダメージはゼロではなく、シャンプーの際に、マニキュアと結合しているキューティクルが、はがれて流れ落ちていきます。
繰り返しシャンプーすると、色が薄くなっていきます。
色持ちを良くするには、洗浄力の強いシャンプーや石鹸シャンプーを、使わないようにすることです。
染料が肌につくと、しばらく落ちませんが、何回か洗うと落ちます。
カラートリートメント
カラートリートメントは、髪の表面に染料が吸着します。
キューティクルは開かないので、ダメージの心配はありません。
毎日のシャンプーで、色が落ちていきます。
一時染毛料
マスカラタイプ、ファンデーションタイプなどがあります。
1回のシャンプーで、色がおちます。
フェイスライン、パート部分など、気になる白髪の部分に塗りやすです。
美容室でカラーをするときと、セルフカラーの違い
美容室でのカラーと、セルフカラーの大きな違いは、技術のないこと、ダメージ部分のケア、色味の調節が難しいことです。
アルカリカラーで継続して染めていて、キューティクルが開いた既染部まで、カラー剤を塗布してしまうと、ダメージが心配です。
美容室で染めるときは、毛先のダメージ部分の、ケアをしながら施術し、カラー剤も減力し、調整します。
リタッチ部分だけ塗布できたとしても、既染部のカラーの色と、馴染んでいなければい色ムラになってしまいます。
マニキュアも、髪の状態によって、根元部分よりも毛先に染料が、吸着してしまう可能性があります。
パーマ毛にマニキュアをすると、パーマの部分に染料が濃く入ります。
カラートリートメント、ダメージの心配はありませんが、既染部に染料が入り、色ムラの原因になります。
前回、アルカリカラーやパーマをした既染部は、塗布の仕方に注意が必要です。
セルフカラーをする時 気を付けてほしい事
しっかり染めたくて、アルカリカラーを使いたい時は、フェイスラインやパートの気になる部分だけを、リタッチすれば、白髪が目立たなくなります。
アレルギーのある方は、染料のパラフェニレンジアミンで、かぶれる心配があるので、使用は避けたほうがいいでしょう。
カラートリートメントも同じように、気になる部分にハケで塗布して、出来るだけ既染部につかないように、気を付けましょう。
以前より、カラートリートメントも染まりやすくなってきました。
カラーマスカラなどは、シャンプーすれば色が落ちるので、1日だけ白髪をカバーしたい時に、便利です。
塗布した部分をさわると、指についてしまう物もあるので、注意してください。
市販でも購入出来る、利尻シャンプーとヘナカラーの注意
ヘナカラーと利尻シャンプーで染めると、共通して言えることは、他のカラーに変える事が、困難になります。
利尻シャンプーの注意点
利尻シャンプーを使っていて、他のカラー剤に変えるると、緑っぽくなってしまう事があります。
以前、そうなってしまったお客様には、暗いトーンのヘアマニキュアで、緑っぽさをおさえる事しか、方法がありませんでした。
利尻シャンプーを使い続けて、緑っぽくなってしまったり、青味のあるグレーになった方もいました。
利尻シャンプーのブラウンは緑っぽくなり、ブラックは青緑っぽいグレーになるようです。
髪の表面に色味が定着するので、ダメージはありません。
ヘナカラーの注意点
セルフで染める時の注意点は、塗布量を多めにする事です。
塗布後、1時間くらいは、放置しないと定着しません。
ヘナについては、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
セルフカラーでは、美容室で施術するように、既染部の前処理、頭皮の保護などの技術がないので、髪のダメージ、色ムラ、頭皮のかぶれが懸念されます。
「将来、もう少し明るくしてみたい」「パーマをかけてみたい」と、たまにはヘアスタイルを変えてみたいですよね。
そんな時のために、セルフカラーの履歴がのこっていなければ、問題はないと思います。
履歴の残らない、ヘアマスカラなどの、一時染毛料は、ダメージや失敗がありません。
カラートリートメントで染めても、次回、美容室に行く前に、最低でも1週間は使用しないほうがいいでしょう。
白髪の量や髪質によって、染まり具合も違いがあります。
市販のカラー剤で、「ブラウン」と表示があっても、メーカーによって、赤味が強かったり、微妙に色の違いがあります。
セルフカラーの前に、担当の美容師さん相談してみましょう。