頭皮環境が良くないと感じるお客様に、日頃のケアのやり方を質問すると、『シャンプーの後は、自然乾燥!』と答えが返ってきます。
髪も頭皮も、シャンプー後に乾かさないで、濡れている状態のままだと、デメリットがあります。
乾かさない時の、デメリットをまとめてみました。
髪にとつて、乾かしたほうがいいか?
髪がダメージする
髪は濡れた状態のままだと、キューティクルが開いた状態になっています。
そのため、濡れた状態で、乱暴に髪をとかしたりすると、キューティクルが剥がれてしまいます。
剥がれたキューティクルから、毛髪内部のタンパク質が流れ出て、ハリ・コシ・ツヤのないダメージ毛になります。
髪を乾かさない状態で寝てしまって、枕に擦られて、切れ毛がひどくなり、短めのヘアスタイルに、変えたお客様もいらっしゃいました。
就寝前には、特にロングの方は、毛先まで乾いた状態の髪になっていたほうが、いいと思います。
寝癖が直らない
当たり前の事ですが、髪を乾わかさないと、寝癖がひどくなり、髪を全体に濡らさないと、直らなくなります。
夜にシャンプーして、髪を乾かした時、どこかに湿っている部分があっても同様に、そのまま寝てしまうと、翌朝、完全に濡らしてしまわないと、直らなくなります。
乾いているようで、実は乾いていない部分が、残っています。
全体に乾かしてから、最後にドライヤーを冷風にして、頭全体に当ててみると、乾いていない部分がわかります。
冷風を当てると、髪のキューティクルが締り、ツヤも出るので、習慣にしてみるといいと思います。
時間がない時は、難しいかもしれませんが、髪が乾いてから、寝るまでの時間が長い程、寝癖もひどくなりません。
頭皮にとって、乾かしたほうがいいか?
*頭皮の環境が悪くなり、トラブルの原因になる!
頭皮は濡れたままにしておくと、雑菌が付着して、トラブルが起こる可能性があります。
雑菌が繁殖して、臭いとかゆみの原因になります。
頭皮には、常在菌が存在します。
常在菌によって、頭皮の環境が保たれます。
濡れたままにしておくと、常在菌のバランスが崩れて、マラセチアという常在菌が過剰になり、場合によっては、脂漏性皮膚炎になる可能性があります。
シャンプーの後は、早めに髪を乾かして、健康な頭皮の環境を、維持しましょう。
まとめ
シャンプーの後は、乾かしたほうが、頭皮も髪もトラブルを防げます。
乾かした方が、ヘアスタイルの形も、長持ちます。
自然乾燥に向く、ウェーブスタイルは、ドライヤーの先に、ディフューザーをつけで乾かすと、ウェーブも保てます。
長くお客様の髪を、やらせていただいて思う事は、日頃の正しいヘアケアをしている方は、髪のダメージも少なく、頭皮もきれいな色です。
頭皮に悩みがあり、ベトつきや臭いが気になる方が、シャンプーを変えたり、日頃のケアのやり方を変えたら、改善されました。
髪がベリーショートの方で、タオルドライだけで問題がない方は、そのままのケアでもいいと思いますが、シャンプーの後は、髪を乾かす事を、お勧めします。